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CIRCL編集部

睡眠時間が6時間以下の人は要注意?今すぐ睡眠改善に取り組むべき理由

 眠りたくても、仕事が多忙で眠れない社会人は多い。残業や飲み会などの仕事外の付き合い、長い通勤時間なども、睡眠時間を削る要因になっている。日本人は世界的に見ても睡眠不足なのに、しばしば睡眠より仕事を優先すべきだという社会的プレッシャーにより、睡眠問題は後回しにされがちだ。
そして、一方で睡眠時間は確保できるけれども、不眠症で眠れず睡眠時間が短くなってしまうという人もいる。

 しかし、睡眠不足は私たちが思っているよりも、深刻なダメージを心身に与えるという。個人の健康のためにも、社会負担の削減のためにも、睡眠の改善は今すぐ取り組むべき課題だ。

86の病気リスクと早死にの危険

 カナダのラヴァル大学とアメリカのウィスコンシン大学の研究チームによると、不眠症は心身の健康にかなり長期的に影響を及ぼすという(※1)。

 睡眠障害は、例えば糖尿病や高血圧などの、86以上の病気のリスクを高める。不眠症の人々は、不安や抑うつを感じる可能性が5倍以上になる。また、鬱血(うっけつ)心不全や糖尿病を発病するリスクも、2倍以上に跳ね上がる。さらに、不眠症が長期化すると、早死にするリスクも高くなっていく(※1)。

 睡眠不足は体調不良を招くだけではなく、多くの病気を招き、早死にの危険すらも高くなるようだ。しかし、その危険性は、まだまだあまり正しく認識されていない、と研究者らは考えている

 睡眠障害は、さまざまな病気を引き起こす引き金になる。時には、発病の主な要因になることもあるため、病気を診察する医師は、患者に睡眠障害があるかないか、どのような睡眠を取っているかをまず尋ねるべきだと、研究者らは指摘している(※1)。

慢性の睡眠不足は、不眠症につながる

 不眠症なわけではない、睡眠不足ぎみなだけだ、という人も注意が必要だ。慢性の睡眠不足は、仕事の生産性を低下させる。仕事の生産性の低下は、残業を増やし残業にかかる経費も増大させる。睡眠不足の状態での業務は、業務内の事故率が高くなることも分かっている。

 また、慢性の睡眠不足状態が続くと、体内時計が狂い不眠症につながりやすい。欠勤やうつ病などでの長期欠勤を招く可能性も高い。社会全体で考えたときにも、医療費負担や経済負担が増加する危険性があるのだ。

推奨睡眠時間は7時間

 しかし、睡眠時間は、長ければ長いほど良いというわけではない。睡眠時間は、長すぎず短すぎない方が健康でいられる。6時間から8時間の睡眠時間の人は、6時間以下の人に比べると、健康で長生きする可能性が高い。私たちが健康でいるためには、7時間がベストな睡眠時間だ(※1)。

 ところが日本人の睡眠時間は、世界でも短く、眠る時間も遅い。平日の平均睡眠時間が4時間以下の日本人は3%で、4~5時間も13%、5~6時間は24%となっている(※2)。
健康に悪影響があると言われる6時間以下の睡眠の人が、なんと40%もいるのだ(※2)。

睡眠時間を確保するために

現在睡眠時間が6時間以下の人は、今すぐ睡眠改善に取り組むべきだ。そして、現在体調が悪い、病気の予兆があるという人も、睡眠不足が根本原因ではないかどうか、自分の睡眠時間を見直してみよう。

 体調不良や発病の根本原因が、睡眠不足という場合もありえるのだ。その場合には、病気の症状に対しては対症療法を行うと同時に、睡眠を改善して睡眠時間を確保しなければ、思ったような治療効果が出ないこともあるだろう。

 睡眠不足の改善には、正しい食事時間、適度の運動、スマホの使用方法の見直し、入浴後のリラックスした時間の確保など、できることから取り組んでいこう

 

参考・引用

  • ※1:MailOnline http://www.dailymail.co.uk/health/article-2089218/Lack-sleep-fatal-Scientists-uncover-86-disorders-linked-lack-shut-eye.html#ixzz1kEcxf9gH
  • ※2:PHILIPS http://www.philips.com/consumerfiles/newscenter/main/shared/assets/jp/Downloadablefile/global_sleep_survey_v2.pdf

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