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CIRCL編集部

「高濃度」では見逃す可能性も!マンモグラフィーを受ける前に知っておくべきこと

 日本女性がかりやすいがんのひとつである乳がん。マンモグラフィーは乳がんの早期発見のために国を掲げて推進されている検査だが、このマンモグラフィーで「異常なし」の結果が出ても、安心できないようだ。

マンモグラフィーで陰性でも安心できないわけ

 乳がんの患者の中には、毎年マンモグラフィーを受けていたにもかかわらず、後に進行がんと診断されたケースがよくあるという。このケースで多いのが、乳腺が「高濃度」のタイプだ(※1)。

 一般に欧米女性の乳房は、脂肪組織が豊富であるため 乳腺の密度もそれほど高くないとされている。しかし、日本人の乳房の場合、サイズが小さめであるため、乳線の密度もそれだけ高くなる。さらに日本では若年性の乳がんも多いが、年齢が低いほど乳腺は高濃度であるため注意が必要だ(※2、※3)。

マンモグラフィーの画像診断の難しさ

 マンモグラフィーは、乳房の内部を画像化することで、がん細胞が白く映し出される。一方、女性の乳房の内部に張り巡らされている乳腺もまた白く映し出されるので、特に初期のがんとなれば見分けるのは難しい。医師の中にはマンモグラフィーの画像診断については、「雪山の中でゴルフボールを見つけるようなものだ」と語る人もいる(※2)。

専門の医師なら見分けが可能なのか

 そもそもマンモグラフィーをはじめ、レントゲンやエコーなど白黒の画像で映し出される画像の診断は、素人には見分けがつきづらいものだ。専門の医師なら見分けがつくかといえば、実はそうでもないらしい。亀田メディカルセンター乳腺センターの戸崎光宏医師は、一般の人が見づらい画像は、医師にとっても見づらいと本音を語る(※3)。

マンモグラフィー検査結果の通知方法に変更を

 これまで説明したように、マンモグラフィーで異常なしとなっても安心というわけではない。実際に1000人マンモグラフィーを受けて、がんを発見できるのは2~3人 程度といわれている(※3)。それでも、マンモグラフィーを受けることで、乳がんの死亡率を15~20%下げる効果があるそうだ(※2)。

検査結果が絶対でないことを知ることが必要

 マンモグラフィーを受けるときは、日本人女性にとっては検査結果が絶対でないことを知ることが必要だ。実際に知っている人はどのくらいいるだろうか? 異常なしの結果が来ることには越したことがないのだが、その「異常なし」に安心しきっていた人は次回から頭の片隅に置いておいてほしい。乳がんの患者団体は、高濃度タイプの乳房の人には精密検査を勧めるような通知方法に変更するよう働きかけを行っている(※1)。

 それとともに、手術を行う執刀医と比べて、あまりスポットが当てられることのない画像診断の専門医の育成が十分行われるような環境づくりも必要だ。そして、乳がんだけでなく、会社や市町村で行われている毎年のがん検診には必ず受診するよう心掛けたい。

参考・引用

  • ※1:産経ニュース 日本人は要注意!乳がん検診に「高濃度」通知を 「異常なし」でも安心できず 患者団体が要望 http://www.sankei.com/life/news/161030/lif1610300053-n1.html
  • ※2:PHILIPS マンモグラフィ検診の真実。~乳がん検診を受ける本当の意味~ http://www.uh.philips.co.jp/interview_01/
  • ※3:PHILIPS 日本で唯一の技を持つドクター。 http://www.uh.philips.co.jp/interview_02/

WRITER

harappa

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