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CIRCL編集部

まさに「着るレントゲン」!その場で腰痛リスクを知らせるウェア 介護現場などにも活用

 労働や作業が原因で、腰痛に悩んでいる人は多い。なかには、腰痛が続いているにもかかわらず、腰に負担のかかる作業をせざるをえないという状況もあるだろう。この腰痛予防に役立つウェアがあることはご存じだろうか?

大学とメーカーが生んだ腰痛予防のウェア

 北海道大学と大手光学機器メーカーが共同で、腰の負担を数値で確認できるウェアを2015年秋に開発したもの。一見、ウェアは普通の腰巻きのようだが、センサーが内蔵されており、筋骨格力学に基づいて、姿勢や腰の負担をリアルタイムで測定することができる。さらに着用者にもリアルタイムで警告することができるそうだ。同大学等では、介護現場での実証実験も行っている(※1)。

腰痛は労働現場でよくみられる

 労働や作業による腰痛は、実に身近な職業病のひとつだ。統計によれば、腰痛は多くの種類の職業にみられており、労働関連の病気の約6割を占めるという。なかでも、看護師や介護士のような医療保健分野で腰痛の訴えはよくみられるとされている。ちなみに、多くの人が知らないことだが、仕事による腰痛は労働災害の申請が可能だ(※2)。

腰痛予防の知識はあるものの…

 看護師や介護士に腰痛が多くみられるのは、やはり患者や施設利用者の介助を行うためだ。これらの職業人は、腰痛を防ぐための知識は一応ある。例えば以下のようなものだ。
・足の幅を広げ、安定させる。
・膝を曲げて重心を低くする。
・体格の大きい患者は複数人で介助する。

 これらはボディメカニクスといって身体力学に基づくものだが、介助を続ければ腰の負担は積み重なるものだし、人員が不足している時間帯や施設では、無理してでも1人で介助をしなければならないという状況も多い。

職場での腰痛リスクを予防するためには

 今回のウェアの開発は、作業人本人に腰痛のリスクを知らせるというメリットだけでなく、腰痛のリスクをデータ化することで、労働環境の評価にも役立つものだ。

 職業病である腰痛は、姿勢の取り方など本人の努力だけで防ぐには限界がある。特に、看護師や介護士は腰痛のために離職するケースもある。個人だけでなく、職場や施設レベルでも腰痛を予防するための取り組みが必要だろう。

参考・引用

  • ※1:北海道大学 着るだけで腰の負担が見えるセンサー内蔵ウェアの開発に成功 http://www.hokudai.ac.jp/news/150909_ssc_pr.pdf
  • ※2:日本看護協会 腰痛予防対策について https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/safety/yotu/index.html

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harappa

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