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CIRCL編集部

血圧の治療にも、胎教にも?モーツァルトの音楽がもたらすもの

 「モーツァルトの音楽は〇〇に良い」と良く耳にする。よくこれほどたくさんのものに良い影響をもたらすことができると驚かされる。モーツァルトの音楽が良い効果をもたらすものをみなさんはいくつ知っているだろうか。

モーツァルトの音楽は胎教に良い

 モーツァルトの赤ちゃん用のCDを持っているお母さんは、結構いるのではないだろうか。筆者もその1人だ。モーツァルトの音楽は胎教に良いとされていて、筆者も妊娠中には、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などが入ったモーツァルトの胎教用CDをわざわざ買って、毎日聴いていた。

胎教に大切なのは母親のリラックスだ。安定した心拍数のお母さんのおなかの環境が赤ちゃんの成長を安定させるという考え方の元、モーツァルトの音楽が推奨されているというわけだ。規則性の中に不規則性が含まれている「ゆらぎ」があると、リラックス効果があることが明らかになっているのだが、モーツァルトの音楽には、この「ゆらぎ」があり、心拍と同じくらいのテンポで演奏される曲が多いので、リラックス効果をもたらしてくれるのだ(※1)。

モーツァルトの音楽は血圧に良い

モーツァルトの音楽は血圧にも深い関係があるようだ。ドイツのルール大学ボーフムの研究チームは、120人の被験者を2つのグループに分け、片方には25分間音楽を聴いてもらい、もう片方には何も聴かせず、静かな環境の中で自分の時間を過ごしてもらった。音楽を聴くグループは、モーツァルトの音楽シュトラウスの音楽ポップバンドのABBAの音楽を聴く3つのグループに分けて、音楽を聴く前と後で心拍数、血圧を測った。何もしないグループも、実験の前と後で同じように心拍数と血圧を測った。

 その結果、モーツァルトとシュトラウスのクラシック音楽は両方とも、血圧と心拍数を低下させたことが分かった。ABBAの歌では何も効果は得られなかった。一方、何も聴かないグループは、あおむけの状態でいた場合は、当然ながら血圧は低下したが、驚くことにモーツァルトとシュトラウスの音楽を聴いたグループの方が、その効果は大きかった(※2)。

モーツァルトの音楽はストレスから解放してくれる

 ルール大学の研究チームはストレスホルモンのコルチゾールの血中濃度も測った。コルチゾールはストレスに反応して増加する。3つの音楽いずれも、音楽を聴いた後にはコルチゾール濃度が低くなっていたが、特に、男性がモーツァルトとシュトラウスを聴いたときに、何も聴かないグループに比べて、効果が高いことが分かった(※2)。

何も聴かずに静かな環境であおむけになっている状態よりもリラックス効果があるとは、おそるべしモーツァルト! 血圧を下げたいとき、ストレスから解放されたいとき、モーツァルトをぜひ聴いていただきたい。

参考・引用

  • ※1:胎教に音楽は効果あり?専門家が選ぶおすすめクラシックランキング! http://ikulove.com/110
  • ※2:The healing powers of music: Mozart and Strauss for treating hypertension https://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-06/dai-thp062116.php

WRITER

kix

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