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CIRCL編集部

熱中症は季節を問わない?夏だけでなく注意が必要なその理由と予防方法

冬が近づくこの時期は、隠れ脱水による熱中症が問題視されていることをご存じだろうか。「熱中症といえば夏じゃないの?」と思われる方が多いと思うが、実は違うようだ。

 その予防策の一つとして「腸内環境を整えることが大切である」ということが少しずつ話題となっている。

 今回は、なぜ腸内環境を整えることが熱中症の予防になるのか、今から腸内環境を改善するためにできることを中心に紹介をしていく。

そもそも熱中症とは何か

 まず二つの関係性を考える前に、環境省が報告している熱中症環境保全マニュアルより熱中症の定義について紹介をする。

 熱中症とは「高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れることで、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称」だ(※1)。

なぜ腸内環境が熱中症に影響を与えるのか?

 この体内バランスの変化は、血中の水分や塩分が汗や尿として放出されることで起こるとされている。このバランスを保つために水分補給や栄養補給を通して、適度に水分や塩分、ナトリウムなどのミネラルを「腸」で吸収しているのだ。

 しかしこれらの栄養素を効率良く吸収できる人とできない人がいる。その差を分けるのが腸内環境だと言われている。畑を耕すのと同じで、土壌(=腸内環境)が良くなければ、いくら上質な肥料(=栄養素)を与えても環境は悪化したままで、いい作物は育たないのだ。

 また腸は体温調節などを担う自律神経の調整にも影響を与えることから、腸内状況によっては少しの脱水症状や気温差にも体が正常に対応できない可能性があるのだ(※2)。

 腸内環境を整えることで、効率的な栄養吸収や自律神経を正常に保つことが可能となり、少しでも熱中症になりにくい体を作ることができるのだ。

腸内環境を改善するためにできることとは?

腸内環境の改善について、順天堂大学医学部の小林弘幸教授は「内側と外側から腸を鍛えることに尽きる」と述べている(※2)。内側というのは「食べ物」によって、外側というのは「運動」によってということを意味している。

食べ物としては、乳酸菌が多く含まれているヨーグルトや納豆といった発酵食品、食物繊維が豊富な野菜類がお勧めだ。最近では、乳酸菌を生きたまま腸まで届けられるという食べ物も登場している(※2)。

運動としては、日常的に行えるウォーキングやランニングがお勧めだ。大切なことは「継続すること」である。普段運動する習慣がない人は一駅分歩いてみたり、自転車で移動しているところを歩きに変えてみたりと「置き換え」をしてみてはいかがだろうか。

できる対策からはじめていこう

 これまで夏に起こりやすいとされていた熱中症であるが、季節を問わず起こる可能性があることからも、日常的に 少しずつ腸内環境改善のための方法を取り入れていこう。

参考・引用

  • ※1:環境省 熱中症環境保全マニュアル Ⅰ.熱中症とは何か 1.熱中症とは何か(2ページ目) http://www.wbgt.env.go.jp/pdf/envman/1-1.pdf
  • ※2:産経ニュース 腸の中から熱中症ケア http://www.sankei.com/life/news/160624/lif1606240018-n1.html

  • 参考:Exciteニュース 冬の熱中症…?原因になる「かくれ脱水」の予防と対策 http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150105/Nanapi_00007594.html

  • 参考:株式会社 オーエム・エックス 第32回 『熱中症の悪化にも腸内環境が関連している!』 | オーエム・エックス博士の知恵袋 http://www.om-x.co.jp/web/magazine_bn/20130801-2/

WRITER

Ai Sugimoto

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