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CIRCL編集部

大黒柱になることは男性の健康に悪い!?夫婦二馬力のススメ

 一家を支える大黒柱。しかし、その責任は重大である。米の研究グループの調査によると、男性にとって大黒柱としての責任の重さは健康を損ねるほどだというが、逆に女性にとっては、大黒柱になることが健康に良い影響を与えるという説が出た。果たしてその真相は?

共働き世帯の割合はこの30年程で逆転

 内閣府による「男女共同参画白書」を見ると、現在日本では、約3分の2の世帯は共働き世帯である。2015年度の統計データを見ると、共働き世帯が1114万世帯。対して、いわゆる専業主婦世帯は687万世帯と、共働き世帯が約2倍。圧倒的な割合を占めていることが分かる。

 しかし1980年にはその割合はほぼ真逆で、専業主婦世帯が1114万世帯であったのに対し、共働き世帯は614万世帯であった(※1)。時代とともに共働き世帯の割合が増加しているのである。

「男は稼ぎ、女は家庭を守る」という概念は薄れつつある

 また、それに伴い「夫は外で働き、妻は家に入る」という意識も、時代とともに変化をとげている。このような「性的役割分担意識」に対して、「賛成」「どちらかといえば賛成」を合わせると、1979年には男性で75.6%、女性で70.1%であったのに対して、2014年では男性46.5%、女性43.2%にまで低下してきている(※1)。

 「男は稼ぎ、女は家庭を守る」という概念は薄れつつあり、社会の意識の変化とともに、女性の社会進出が拡大していると考えられる。

大黒柱は男性にプレッシャーを与える?

 米コネチカット大学の研究によると、男性が家庭の大黒柱になることは精神的また肉体的に不健康になりやすいという。研究グループは、18~32歳までの約3000世帯の夫婦を対象に、1997~2011年までの間、アンケート調査などによって収入と健康状態に関して追跡調査を行った。その結果、大黒柱の男性は精神的に大きなプレッシャーを受けているが、逆に、女性が大黒柱になっても、男性ほどプレッシャーを感じていないということが示された。

男性は大黒柱になることで、大きな「責任感」を感じるのに対して、女性の場合、そのことに「誇り」を持つことができるという。

結婚は男性と女性どちらに有利?

 結婚すると、女性は家庭内で家事をメインで行うことが多いのではないだろうか。寿退職をする女性はいても、男性では聞いたことがないように、「女性は結婚すると家庭に入る」ということが、現状として多くある。

 結婚して仕事を辞めることで、女性の社会進出、また、キャリア形成の問題も生じてくる。こう考えると、結婚は女性にとって社会的に不利になる一面もある。しかし、今回の研究結果から分かることは、結婚して経済的にひとりで家族を支えなければならない状況男性にも大きなプレッシャーがかかり、それによって心身の健康を害することもある。男性にとっても不利な一面はあるといえるだろう(※2)。

夫婦協業でお互いの負担を軽減することが大切

 結局のところ、結婚は男性と女性にとって、どちらが有利でどちらが不利かという問題に結論が出ることはない。仕事と家庭、夫婦協業でお互いの負担を軽減しながらやっていく必要性がありそうだ。

 女性が外に出て働くようになった背景には、女性の社会進出やキャリアアップの状況が改善されたというポジティブな理由だけではなく、経済的な問題から、夫婦ともに働きに出ざるを得ない状況と読み取ることもできる。

何が家族にとって幸せか?

 これからの高齢化社会において、親世代の介護や、病に倒れたりなど、夫婦どちらかがフルタイムで働けなくなることもないとは言いきれない。もはや、大黒柱は家庭に2本必要な時代ともいえるだろう。

 家事や保育を外注するサービスも多く出ている。公共や民間のサービスをうまく利用しながら、「何が自身や家族にとって幸福なのか?」を考えてみてはいかがだろうか?

参考・引用

  • ※1:内閣府男女共同参画局 男女共同参画白書(概要版)平成28年版|第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス) http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h28/gaiyou/html/honpen/b1_s03.html
  • ※2:Mail Online Being the sole breadwinner is bad for man’s health-but BETTER for a woman’s  http://www.dailymail.co.uk/health/article-3747403/Being-sole-breadwinner-bad-man-s-health-BETTER-woman-s.html

WRITER

Hashimoto.M

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