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CIRCL編集部

慢性疲労症候群(CFS)に光明 “サボり”の無実立証の研究続々

 やる気はあるのに、いざ仕事をしようとすると、眠くて体がだるくて疲労感があって耐えられない。そんな体調の悪さを上司に申し出ると「またいつものあれか。やる気がなくてサボりたいだけだろう」と白い眼を向けられる…そんな体験を何度もしているあなたへの朗報が相次いでいる。

「慢性疲労症候群」(CFS)とは

 原因不明の筋肉痛や関節痛、だるさ、不眠などのために疲労感やけん怠感が何日も続き、普通の生活をすることが難しくなる「慢性疲労症候群」(CFS)。原因不明で治療法は確立されていない。日本では1000人に3人の割合で発症するとされ、約30万人の患者がいるとの推計もある(※1)。

専門医でないと診断が難しい

 CFSがやっかいなのは、症状があっても血液検査などで客観的な数値で表しにくく、専門医でないと診断が難しいこと。さらに、冒頭に書いたような“誤解”のために職場や学校に居づらくなって仕事や勉強を続けにくくなり、社会生活を続けるのが困難な状況に追い込まれることが多いことだ。

血中に「目印」血液検査で異常を表示

 そのやっかいな病気に、やっと光明が見え始めた。近年の研究で原因解明が進み、血液検査で異常がわかり、サボりではないことを“証明”してくれる研究も進んできたのだ。

痛みが出るメカニズムを解明 脊髄で特定の免疫系細胞が活性化

 名古屋大大学院医学系研究科の木山博資教授(機能組織学)らのグループは、発症のメカニズムをラットで解明し、抗生物質の投与で痛みを和らげることにも成功した(※1)。また、大阪市立大と理化学研究所などは2016年10月、患者の血液中に「目印」となる特徴を見つけたと発表した(※2)。診断が難しかったCFSを血液検査で判断しやすくなる可能性が出てきたのだ。

 「サボり病」との誤解に悩まされ、苦しみ続けているあなた、もう少しのしんぼうだ。「血液」という”証人”がみつかったことで、あなたの”無実”が立証される日は近い。

参考・引用

  • ※1:中日新聞メディカルサイト 「慢性疲労症候群の痛み 免疫系細胞増殖が原因」 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20140525105543028
  • ※2:朝日新聞アピタル 「慢性疲労症候群、血中に目印」 http://www.asahi.com/articles/ASJBL23KPJBLUBQU008.html

WRITER

Masao Ando

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