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CIRCL編集部

あの歴史上の人物も!ADHDと上手に付き合うための教育のポイント

 最近、有名人によるカミングアウトや、「家の片づけができない人」として取り上げられるようになった「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」。ADHDの子どもは教育現場で問題児扱いされることもしばしばだ。今回はADHD児と教育のあり方について紹介しよう。

ADHDとはどんな病気?

 ADHDは注意欠陥・多動性障害とも呼ばれる発達障害のひとつである。

 具体的な症状には次のものが挙げられる(※1)。
・課題など指示されたことができない(注意欠陥)
・そわそわして落ち着きがない、集中力がない(多動性)
・順番を待つことが苦手で、他人に危害を与えてしまうこともある(衝動性)

教育現場でのADHDの子どもの立ち位置

 ADHDがまず問題として現れやすいのは、教育現場だ。ADHDの子どもは、じっとしていることが不得意で、ほかの子どもがすんなり習得できることにも時間がかかり、問題児扱いされやすい。近年になって、教育現場でもADHDの認知が広まりつつある一方で、発達障害と認識されずに、教師から強く叱られたり、なんらかの罰を受けやすかったりするという例も少なくない(※1)。

ADHDの子どもは罰が苦手

 ADHDの子どもは、叱られやすいという傾向があるがこれは逆効果になる。日本とニュージーランドでの、子どもへの罰の効果に関する研究を例に挙げよう。実験ではいくつかのパソコンゲームを使用し、ゲームに負けた場合はポイントの失点や笑い声が流れるなどの罰を与えたところ、次のような結果が得られた(※2)。
・ADHDの子どもとそうでない子どもの両方が、罰の少ないゲームを選ぶ傾向がみられた。
・ADHDでない子どもでは、罰があってもゲームに集中できたが、ADHDの子どもは時間の経過とともに、罰を強く受けとめる傾向があった。

ADHDの子どもは叱られることで、自己評価が低くなりやすく、それが二次障害となることが分かっている(※1)。

ADHDを個性として捉える

 最近ではADHDの特徴を個性として捉える方向になりつつあり、可能な限りADHDの子どもも通常の学級で学ぶようになっている。ADHDの子どもは好奇心や発想力、行動力に優れている傾向にあり、これらを上手に伸ばすことがADHDの子どもへの教育のカギになる。あまり知られてはいないが、モーツァルトやエジソンといった世界に名を残した歴史上の人物には、ADHDだったとされる人が多くいるし、現代でもADHDを持ちながら活躍する著名人も多い(※1)。

 ADHDの子どもはともすれば「家庭でのしつけが悪い」と評価されやすい。筆者も子どもを持つ親として、ADHD児への理解が進むことを願いたい。

参考・引用

  • ※1:親と子のためのADHD.co.jp 起こりやすい問題は? http://adhd.co.jp/kodomo/#!naniga_coexisting
  • ※2:沖縄科学技術大学院大学 ADHDを持つ児童は、失敗を避けることによって成功の機会を逃すことに http://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/9/23/26864

WRITER

harappa

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