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CIRCL編集部

働いても働いても貧困状態「ワーキングプア」 生活困窮者の実態は

 一億総中流階級ともいわれてきた日本。しかし近年、若者から高齢者まで幅広い世代で、貧困問題が垣間見えるようになり、日本の深刻な問題になりつつある。

生活困窮者に行ったアンケート結果

 自治体の生活困窮者向け相談窓口を訪れた人に調査を行ったところ、次のような結果が得られた(生活保護世帯を除く)(※1)。

・相談者のうち65.9%に借金があり、生活が十分に送れていない。
・相談者のうちの27.6%が就労していた。

 ひと昔前までは、貧困は仕事がないことに起因するものであったが、最近になって、ふつうに就職しているのに、生活が困難な状態である人(ワーキングプア)が増えている

ワーキングプアの目安は?

 ワーキングプアのボーダーラインとなるのが年収200万円だ(※2)。年収200万円は単純に計算すれば、月収にして17万円弱。税金や少しの賞与があれば、毎月の手取り金額はさらに低くなる。

 ワーキングプアの中核となるのが、アルバイトなどの非正規労働者であるが、地方ならふつうに就職しても、毎月の手取りが15万円前後というケースもある。独身者で実家住まいの場合は、そこまで深刻ではないかもしれないが、独身者で賃貸物件に住んでいたり、結婚をして子どももいる家庭などではなかなか厳しい経済状態だ。

ワーキングプアに対するセーフティネットが不十分

 日本にも雇用保険や生活保護といった制度が一応ある。しかし、これらの制度はワーキングプアの問題が起きる以前に考え出されたものであり、働き口があるワーキングプア層では利用することが難しい。貧困になると、健康や教育といった本来なら平等に受けられるべきものを享受するのも難しくなり、文字通り格差社会となる。特に、その中で影響を受けやすいのが子どもや高齢者といった社会的弱者だ。

生活保護受給者には自立支援を

 さらに先に紹介したアンケートのうち意識調査を行ったものでは、次のような結果が出ている(※1)。

・相談者のうち50.6%が自立の意思が低かった。

 生活保護を受給すると、年金や医療保険が無料になり、教育などの公共サービスの費用も減額になるので、最低賃金で働くことの多いワーキングプア層との間に逆転が生じる

 このような状況下で、生活保護の不正受給も問題になっており、彼らの自立を支援しつつ、ワーキングプア層に対しては最低限の収入を保障するなどして、貧困者が取り残されないような政策が必要だ。

参考・引用

  • ※1:朝日新聞デジタル 仕事あるけど困窮、相談者の3割 ワーキング・プア調査 http://www.asahi.com/articles/ASJB6546JJB6UTFK00G.html?iref=com_apitop
  • ※2:データで見る社会の課題 公務労協 www.komu-rokyo.jp/campaign/data/

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harappa

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