CIRCLから読者の皆様へ大切なお知らせ

睡眠・健康マガジンCIRCLは、この度の医療系メディアの信ぴょう性や著作権に関する一連の問題を、健康系情報を扱うメディアとして真摯に受け止め、自主的に掲載中の記事を見直すことを決定いたしました。少しでも多くの方に正しい情報をお届けするため、当メディアの掲載基準を見直した上で運用を徹底して参ります。品質を満たしていない可能性のある記事は非公開にしてまいります。一部ブックマークやシェアいただいた過去記事で見られないものが発生するなど、日頃よりご愛顧くださっている読者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。今後ともCIRCLを何卒よろしくお願い申し上げます。
CIRCL編集部

夜のストレスケアのススメ 体内時計の変化はストレスも原因?

 体内時計のリズムは不規則な睡眠時間や食事、強い光による作用などの影響を受けやすいとされていた。近年の研究から、強いストレスを感じた場合にも体内時計の調整機能に強い影響を与える可能性が発見されたという。

 体内時計の乱れについては、睡眠や健康だけでなく、日中の活動のパフォーマンスへの影響などを気にする方も多いのではないだろうか。

 ここでは体内時計とストレスに関する研究内容の紹介、体内時計をリセットする上で実践できることについて紹介していく。

夜に受けたストレスが体内時計を変化させている可能性

 早稲田大学高等研究所の研究員である田原優氏はストレスが体内時計に与える影響について研究を進めている。その研究成果の中で得られたことを紹介しよう。

 田原氏はマウスに対して時間帯ごとにストレスを与え、それによって体内時計が受ける影響を調査した。その結果、起床時よりも就寝直前にストレスを受けた方が、マウスの体内時計に強い影響が表れていることを発見したのだ。

 これは朝よりも夜にかかるストレスの方が体内時計に対してより影響を与えていることを示唆している。研究段階のデータではあるが、人間にも同様の可能性があるかもしれないと田原氏は推測している(※1)。

体内時計が乱れた時に私たちができるセルフケアとは?

 研究としてはまだこれからの分野ではあるが、もし「ストレスによる影響で体内時計が乱れ始めたかも?」と感じた時に私たちはどのような対策をとれるのだろうか。手軽に行えるいくつかの方法を紹介しよう。

・リラックス効果のある香りを嗅いだり音楽を聴いたりする
 ストレスの緩和が狙いだ。リラックス効果のある香りとしては、ラベンダーやイランイランなどが挙げられる。音楽ではクラシックやスローテンポの曲を聴くことで心身をゆったりさせることが可能となる。

・就寝前のSNSやメールのチェックは控える
 SNSやメールは寝る前に確認をしてしまいがちだが、夢中になって気がついたら深夜の1時や2時だったり、何気なく見た内容によって強いストレスを感じ、興奮して眠れなかったりなんて事態にもなりかねない。PCやスマートフォンから発せられる強い光は私たちの体内時計を乱すとが知られているので、確認頻度を調整することは体内時計の改善にもつながってくるのではないだろうか。

これ以外にも、
・部屋の明かりを落として、寝ることを意識させる
・起床時に日光を浴びる
・起床時間を一定にする

などが挙げられる。

ストレスのもとからできる範囲で逃げよう

一番良いのはストレスのもとを根絶することだが、仕事や人間関係がストレスの原因となっている場合にはなかなか難しいのが正直なところだと思う。

 そうした時にできるのは、できる範囲でストレスのもとから距離を置くことだ。接する時間が減ってくれば、ストレスも緩和されてくる。並行して睡眠対策を続けていけば徐々にストレス状態は改善されてくるのではないだろうか。

 生活や仕事を豊かにするために、ストレスとは上手につきあって、体内時計の乱れを防ぎ、パフォーマンスをあげて頂きたい。

参考・引用

  • ※1: ストレスで概日時計を操る「時間ストレス学」研究 早稲田大学先進理工部  田原 優
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/stresskagakukenkyu/29/0/29_108/_article/-char/ja/
  • 参考:早稲田大学高等研究所 研究者紹介 田原 優 http://www.waseda.jp/wias/researchers/list/profile/prof_y_tahara.html
  •  武田薬品工業株式会社 体内時計.jp 体内時計の乱れを整えるには? http://www.tainaidokei.jp/mechanism/3_5.html

WRITER

Ai Sugimoto

ARTICLE

  • 赤ちゃんの視覚力はゆっくりと成長する 成長環境に気を付けよう
  • ウイルスは朝型?体内時計は免疫機能にも大きな影響
  • ストップ!高脂肪の食事。体重増加と睡眠障害、活力低下を防げ
  • エコノミー症候群を防ぐ! 座りながらできるストレッチ大公開
  • ベストな食事回数は? 肥満大国アメリカが明らかにする驚きの調査結果
  • 「眠け覚ましに缶コーヒーでカフェイン摂取」…に潜む罠とウソ
  • それでも大好き!フライドチキン。高脂肪食も同じ時間に食べれば太らないってホント?
  • 金縛り?幽霊?
  • 最高の昼寝時間は何分?「90分ごとにひと休み」で劇的仕事効率改善
  • 「子どもに日焼け止め」でもろい骨に? 悩み解決の日焼け止め登場!
  • 寄生虫が妊娠率を高める!? 不妊治療のさらなる発展に期待
  • 夏までに食べ物で皮膚を強化しよう ヨーグルトが紫外線から肌を守る
  • <秋特集>宿坊ってどんなところ? 興味はあるけど泊まる勇気は…そんなあなたにぜひ読んで欲しい
  • 睡眠欲が泉のように湧き出る…? 世界に比類なき最高の睡眠「香り編」
  • 睡眠に最適な照明は何色?何ルクス? 豆電球でもまだ「明るすぎ」!
  • 睡眠が一番ラクなバストアップ法? 女性ホルモンと睡眠の深い関係
  • 生まれ月で寿命が決まる?  秋に生まれた人は長生きできるのはなぜか 
  • 草食系女子に朗報? “女性用バイアグラ”初承認、米国で近く販売
  • つわりが流産のリスクを減らす?つらい経験に明るい光
  • うっかり押しちゃう?! Facebook「よくないね!」30-40歳女性が統計上アブない
  • しゃっくりに隠れた恐ろしい病気とは? しゃっくりの原因と対策大解剖
  • そのストレス、“感染”します。 感染から身を守るとっておきの方法は
  • メカニズム解明。睡眠不足でイライラ! ストレスの正体はゴキブリと関係?
  • 対決!どっちが赤ちゃんを泣きやませられる? ママの声 VS 子守歌
  • 語彙量で10倍は必要!? 「ネイティブ並」の英語力ってどのくらい?
  • 同性愛者への理解が急拡大中「同性間セックスOK」が40年で4倍に!
  • 線路、幹線道路、航路近くの住民に警鐘 騒音が人を太らせる
  • 原因不明の長期疲労「慢性疲労成症候群」原因は腸内細菌だった?
  • 将来の自立に影響。「今夜は一緒に寝たい!」赤ちゃんから思春期の子どもの心の声に耳を澄まして
  • デートなのに顔がむくんでる!そんな時の救済策 今すぐできる顔のむくみ撃退法
  • 睡眠の質が低下しやすい冬 快眠するための対策4つ
  • 生まれた月で寿命が変わるってホント!? 北半球の日本では冬生まれに軍配
  • 将来のリタイア年齢は100才!? 年金問題解決のカギはどこに
  • 無くなるまで髪の毛を抜いてしまう…「抜毛症」とはどんな病気?
  • "夢"って、一体何なんだ!? 古代ギリシャから綿々と続く"夢"へのあくなき探究
  • あなたはヤバめor健康的ナルシスト? ハーバード大博士の作った「ナルシスト度チェックテスト」
  • その洗いたてのバスタオル、本当に綺麗? 洗濯機で洗うだけではダメ
  • 殺人事件まで!? 夢遊病が引き起こした、強烈すぎる奇行とは
  • テロメアの長さでバレバレに!気が短い、忍耐力のない人は老化も早い
  • 久しぶりに運動したら体を痛めた…こんなトホホを避けるためのとっておきストレッチ
  • 科学が明かした最強の勉強術 黙々と勉強、は一番ダメ。5感を駆使して学習を
  • 「子供はいない方が幸せ?」 約半数の先進国が「YES」
  • 糖尿病や肥満の原因にも?あなたの生活の中で体内時計を乱すもの
  • これからの季節に必見!舞妓さん直伝 真夏でも顔に汗をかかないテクニック
  • 花粉が人工衛星を助ける? リチウム電池の高機能化に一役