CIRCLから読者の皆様へ大切なお知らせ

睡眠・健康マガジンCIRCLは、この度の医療系メディアの信ぴょう性や著作権に関する一連の問題を、健康系情報を扱うメディアとして真摯に受け止め、自主的に掲載中の記事を見直すことを決定いたしました。少しでも多くの方に正しい情報をお届けするため、当メディアの掲載基準を見直した上で運用を徹底して参ります。品質を満たしていない可能性のある記事は非公開にしてまいります。一部ブックマークやシェアいただいた過去記事で見られないものが発生するなど、日頃よりご愛顧くださっている読者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。今後ともCIRCLを何卒よろしくお願い申し上げます。
CIRCL編集部

疲れが取れない…ストレスや精神疲労には、アスタキサンチンが効果

 疲れを取るには質の良い睡眠は絶対に必要だ。もちろんそうなのだが、肉体疲労と違い、ストレスなどによる精神疲労があると睡眠だけでは疲れが取れないもの。そんな時に助けになるのが「アスタキサンチン」。近年話題の「カロテノイド」の一種だ。疲れが抜けないと感じているなら、天然成分による自然の癒やしに頼ってみてもいいかもしれない。

植物や微生物が作り出す自然の色のパワー「カロテノイド」

 アスタキサンチンはカロテノイドという物質の一種である。カロテノイドは植物が作る天然色素、つまり植物の色だと思ってほしい。例えばニンジンのオレンジ色はβカロテン、トマトの赤はリコピンというカロテノイドによる色だ(※1)。

 このカロテノイド、植物や微生物だけが生成することができる物質で、それらの生物の体を守る働きを持っている。動物はそれを摂取することでカロテノイドを体に蓄えることができ、その恩恵にあずかることができる。エビやカニが赤いのは、食べる微生物にアスタキサンチンが入っており、体にため込むことができるためである。

自然の赤色が持つ抗酸化作用

 さて、話をアスタキサンチンに戻そう。アスタキサンチンは先ほど書いたように赤色をした魚介類に多く含まれている。エビやカニだけでなく、マスやタイ、紅鮭やいくらにも多く含まれている。カロテノイドに共通してあると言われている作用が抗酸化作用

 細胞にダメージを与え、がんや老化の原因物質となる活性酸素。活性酸素は、酸素を消費すると一定の割合で発生してしまい、そこで細胞はダメージを受ける。その活性酸素から細胞を守るのが抗酸化作用であり、カロテノイドには強い抗酸化作用がある(※2)。

精神疲労に効果のあるアスタキサンチン

 富士化学グループが今回発表したのは、「疲労」に対するアスタキサンチンの効果。疲労というと肉体の疲れ「肉体疲労」を思い浮かべる人が多いと思うが、今回の効果は頭の疲労である「精神疲労」に対するもの

 通常、比較的単純な計算のテストでも、繰り返すうちに徐々に正答率やスピードが落ちて来る。脳細胞を酷使することで脳が疲労してしまう精神疲労のせいである。

 富士化学グループは「内田クレペリンテスト」という計算テストの成績の比較により、精神疲労への効果を確認した。フジ化学が出したアスタキサンチンサプリを摂取したグループでは、後半になってもミスが増加せず、開始直後のパフォーマンスを維持していた(※3)。つまり、アスタキサンチンが脳細胞を精神疲労から守ったのである。

アスタキサンチンは脳まで届く抗酸化物質

 では、なぜアスタキサンチンが精神疲労に効果があるのだろうか? その秘密は「血液脳関門」にある。脳は非常にデリケートな臓器であるため、脳へ向かう血管には特別なフィルターがあり、そこを通った物質のみが脳へ到達することができるようになっている。そのフィルターこそが血液脳関門である。ビタミンCやE、βカロテンなど他の抗酸化物質が血液脳関門を通過できないのに対し、アスタキサンチンはそこを容易に通過する(※2)。

 脳は他の臓器に比べ、酸素を非常に多く必要とする臓器であり、活性酸素が大量に発生してしまうため、その影響も大きい。アスタキサンチンは、その細胞のダメージを抑えることで、精神疲労に効果があると考えられる(※3)。

 うつ病や不眠症など、精神疲労が影響する病気の多い現代。人間関係のストレスなども非常に多い。アスタキサンチンを食べていればすべて解決するような魔法の物質ではないが、精神的に疲れていると感じている人は一度試してみてもいいのでは?

参考・引用

  • ※1:わかさの秘密 成分情報  カロテノイド http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/carotenoid/
  • ※2:身体を守る赤いパワー スーパーカロテノイド アスタキサンチン http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/astaxanthin/
  • ※3:必要なのは「脳の持久力」だった!アスタキサンチン摂取で 試験、試合、レース・・・開始直後のパフォーマンスを最後まで維持! http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000016011.html

WRITER

Daisuke Goto

ARTICLE

  • 心を体を大切に。統計で明らかになる、人工中絶した女性のその後
  • 悲しい事実?エナジードリンクもコーヒーも3日以上の寝不足に効果なし
  • 新生児のママは急いで! 生後3ヶ月以内の腸内細菌取得が子どもをぜんそくから守る?
  • 長い睡眠時間は健康に悪影響 何時間が
  • 歩けば保険料が安くなる!?  IoTが実現する健康とテクノロジーの共演
  • 「携帯電話を使うと脳腫瘍に」この大論争、結末はどちらに着地?
  • インフルエンザ対策の盲点! メイクアップ用品にウイルスが潜む
  • 雨の日に体調不良や眠気が起きるのはなぜ?雨天を元気に過ごすTIPS紹介
  • 自分の呼び方一つで気持ちが変わる?「私」をやめるとラクになる
  • 「足は第2の心臓」の本当の意味とは。良好な状態の足は全身を健康に
  • 夫婦円満の秘訣は快眠だった? 不眠で夫婦喧嘩リスクは2倍になる!
  • 「花粉=悪者」でもない!? 花粉が記憶や学習をつかさどる「海馬」を活性化
  • マシュマロで美味しく叶える美肌とダイエット 
  • 「最近熱っぽい」あなたのその症状、ストレスが原因の高体温症かも?
  • 友達がいれば健康寿命が延びる? 若い時からの繋がりが重要
  • 悪夢とうつと不眠の深刻な関係。 頻繁に悪夢を見る人の3割はうつだった
  • 日本でも爆発人気「ポケモンGO」で健康快眠になる人が急増!?
  • 昔の人は一日の眠りを2分割していた!睡眠事情から見る昔の生活とは?
  • 目と目で通じ合う 人と犬、見つめ合えば、“幸せホルモン”が増加
  • クラシック=眠くなる は本当? 眠れない人必見!睡眠と音楽の深い関係
  • 仕事の同僚のことが好きですか?心と体の健康を支えるのは同僚との良き関係
  • 「ため息」はもはや悪者ではない!意図的につけばモチベーション向上に
  • 何とスプーン25杯分のものまで!? 温かい飲み物の甘さにご用心
  • 食べたいけど痩せたい! 脂肪の吸収どう抑える?
  • 認知症高齢者の在宅介護 最大の問題は「睡眠障害」 家庭ですぐにできる工夫紹介
  • 医療イノベーション 感動的なまでの超未来ストーリーとは
  • 胃炎や胃がんだけじゃない!ピロリ菌は病気の原因を全身にバラまく?
  • 体内時計を意識した健康的な生活。ナチュラル・エイジングのススメ(前編)
  • 今やレジェンド イチロー流健康維持法の極意は
  • ギャンブル依存症は治療できる? 「ニアミス好き」が根本原因か
  • 線路、幹線道路、航路近くの住民に警鐘 騒音が人を太らせる
  • 命を縮めるテレビ? 視聴時間2時間増加ごとに14%の死亡リスク増大
  • 疲れやストレスがうまく抜けない時に、「マインドフルネス」のススメ
  • ストレスより脅威? 睡眠不足で風邪をひくリスクは何と4.5倍!
  • オリンピック後に多発! 睡眠相後退症候群による不眠は「腸」で治す
  • 女性の2人に1人が貧血。食事改善=貧血改善でアンチエイジングを
  • 不眠に効果抜群、荒療治?「眠ってはいけない」環境で眠れるように
  • 足を組んで座るのはNG? 超簡単、安全な足の組み方は?
  • 今後コンドームは不要に? 注射1本の「男性」避妊薬 2016年にも実用化か
  • 知っておきたい! ドーピングしたことになってしまう一般薬とは?
  • カラダづくり―くびれ編
  • 運動神経の決め手は脳のGPSだった
  • 医療用ハイテクコンタクトレンズを目に埋め込む!? SFのような未来がすぐそこに
  • 「痛い」のは男だけ? 世界的新発見。男女で違う「痛み」の感じ方
  • 防腐剤や抗生物質不使用。米マクドナルドは健康志向へ! さて日本は?