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CIRCL編集部

運動習慣があれば、25万円も医療費節約できる?!心疾患は運動で予防しよう

運動をすると、健康に良い。しかし、どれくらい健康に良いのかはなかなか分からないものだ。ところが、定期的に運動して運動を習慣化すると、医療費が約5万~25万節約できるというアメリカの研究が発表された。

定期的な運動習慣があると、医療費支出が少なかった

医療サービス系企業の米バプテスト・ヘルス・サウス・フロリダのKhurram Nasir氏らは、定期的な運動習慣が心疾患と医療費にどのような影響があるかを調査した。

研究では、18歳以上の約2万6千人のアメリカ人を対象にした。すると、心疾患患者の約3分の1と、健康な人の半数は平均以上くらいの運動習慣があった。
心疾患と運動習慣、医療費との関係を調べたところ、心疾患患者はやはり医療費支出は多かった。

しかし、推奨される運動量を満たしている心疾患患者は、あまり運動しない患者と比べて、平均で年間2,500ドル、日本円に換算すると年間約25万5千円も医療費支出が少ないことが分かった。また、心疾患のない健康な人でも、運動習慣がある人は、年間約500ドル、日本円で年間約5万1千円も医療費支出が少なかったのだ(※1)。

アメリカと日本では医療費制度が異なるので、日本では医療費の金額は変わるが、どのくらいの効果があるかという目安にしてほしい。

病気の予防に取り組むアメリカ

アメリカには日本のような国民健康保険制度がない。そのため病気になったときには、高額な医療費負担が重くのしかかることになる。そのため、アメリカでは病気になる前に予防することがとても重要になってきている。この研究によると、適切な運動をすれば心疾患の予防になり、医療費も削減できることが分かった。運動こそ、最良の薬なのだ。

現在運動する習慣があまりない人々が、運動する習慣を身につければ、疾患を持つ患者でも入院や薬を減らすことができ、アメリカの医療費を年間数十億ドルも節約できるだろうと研究者は試算している(※1)。

心疾患の人でも運動をした方が良いのか?

心疾患の患者は、安静にして運動してはならないようなイメージがある。しかし、症状にもよるが基本的には運動するリスクよりも、運動しないリスクの方が大きいようだ

アメリカ・ハーバード大学の卒業生約1万7千人を対象にした研究では、よく運動する人はそうでない人に比べて、心臓発作での死亡の危険性が約30%も低かった。また、運動量が少ないグループは、多いグループに比べて、心筋梗塞や狭心症を起こす危険が1.5~2.4倍も高かったのだ(※2)。

運動は循環器病の予防に効果的、でも危険もある

運動には、虚血性心臓病、脳卒中の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病などを改善したり予防したりする効果がある。また、心臓への血流を改善して流れやすくしたり、心臓の収縮力を高めたりする効果もある。

しかし一方で、運動には良い効果だけでなく、突然死や心臓発作などの危険な面もある。中高年ではスポーツ中の突然死や心臓発作の危険性は高いことが分かっている。

運動は一般的には心疾患の予防になるが、場合によっては突然死や心臓発作の危険性もあるということだ。これは心疾患の症状や人によっては運動に危険があるということ、運動の量や方法に注意する必要があるということだろう。心疾患の患者が運動する際には、運動方法などを医師へ相談しながら行うべきだ

安全な運動方法とは?

心臓や血管に過度な負担をかけずに血流を改善するには、ほどほどの運動が一番だ。そこで、安全に無理なく運動したいという人におススメの運動は、ラジオ体操とウオーキングだ。

ラジオ体操は筋肉のポンプの働きを促すため血流改善の効果があり、ウオーキングは有酸素運動で脂肪燃焼効果がある。運動は1日20~60分ほどを目標にして、疲れたら止める、週に2、3回でいい、というほどほどの姿勢で楽しみながら行うのが一番のようだ。

参考・引用

  • ※1:HealthDay http://healthdayjapan.com/2016/09/20/13547/
  • ※2:循環器病情報サービス http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph20.html

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