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CIRCL編集部

脳科学からみる、赤ちゃんとお母さんのスキンシップの重要性とは?

 赤ちゃんが産まれると、新米ママさんたちは「赤ちゃんをいっぱい抱っこしてあげて」「いっぱいスキンシップしてね」と病院や保健所などで指導される。スキンシップはお母さんの愛情を感じ取ることができ、赤ちゃんの心の安定につながるとされる。お母さんもスキンシップによって赤ちゃんが産まれた幸せを感じることができる。母子にとってスキンシップはとても大切なものだ。

 さて、赤ちゃんとお母さんがスキンシップをしているとき、脳の活動はどうなっているのか。スキンシップを脳科学から考えてみたいと思う。

お母さんと赤ちゃんは同時にスキンシップに反応

 長崎大学の研究チームは、生後2~4カ月の赤ちゃん32人とそのお母さんに協力してもらい、お母さんが赤ちゃんを抱っこした状態でお尻をゆっくりとなでたとき、赤ちゃんとお母さんの両方の脳がどのような活動を示すのか調査した。その結果、なで始めると、赤ちゃんとお母さんの脳の前頭葉への酸素ヘモグロビン量が増加して、脳活動が同じタイミングで活性化することが分かった

 つまり、なでられている赤ちゃんだけが「気持ちがいいな」と感じているのではなく、なでているお母さんも触れ合ったタイミングで同時に「気持ちがいい」と感じていることが明らかになった。脳活動においても赤ちゃんとお母さんは相思相愛というわけだ。

赤ちゃんはスキンシップを感じ分ける?

 泣いている赤ちゃんをお母さんが抱っこすると泣きやむのに、お父さんや他の人が抱っこすると延々と泣き続けるという現象がしばしば見られる。お母さんといっしょにいる時間が長いのでお母さんの方が安心するから、女性の方が男性より脂肪が多いので体が柔らかく気持ちがいいと感じるから、などいろいろな理由が考えられるが、実は、赤ちゃんはもっと繊細なレベルで触感を感じ取っている。

オムツの違いまで感じ分ける赤ちゃん

 長崎大学の研究チームはさらに実験を続けた。柔らかい素材に改良されたオムツを付けた上から、一般的なオムツを付けた上から、肌に直接、という3つの方法でお母さんに赤ちゃんをなでてもらった。その結果、赤ちゃんは3つを違うと感じていることが分かったのだ。肌に直接触れたときが前頭葉への酸素ヘモグロビン量が最も多く、赤ちゃんが最も気持ちがいいと感じていることが分かった。次に酸素ヘモグロビン量が多かったのが柔らかいオムツ。最も少なかったのが一般的なオムツだった。

 生後間もない赤ちゃんでも、お母さんとのスキンシップが最も気持ちがいいと脳できちんと判断しているのだ。やはりスキンシップは大切。ぜひ、赤ちゃんとたくさん触れ合っていただきたいと思う。

参考・引用

  • 参考:母子共に気持ちいいと感じていることを脳活動計測から実証 https://research-er.jp/articles/view/50253

WRITER

kix

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