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CIRCL編集部

歩き方から攻撃性が分かる?危険人物かどうか見極めるには

最近、ほんのささいなことで起こる傷害事件や殺人事件のニュースを非常によく耳にする。中には「誰でもよかった」など全く非がないのに被害者になるケースもある。危険な人物には近づかないというのが自衛の方法の一つであるが、何を考えているか分からない他人を「危険な人物」かどうか見極めるのは非常に難しい。しかし、歩き方でそういった人を見極めることができる可能性があることが分かった。

歩き方から攻撃性が分かるというイギリスでの実験

歩き方によって攻撃性が分かるという研究を発表したのは、イギリスのポーツマス大学の研究チーム。彼らは、歩き方と、性格の五大特徴(外向性・開放性・協調性・誠実性・神経症的傾向)および攻撃性との関係を調べた。その研究では、29人の人が集められ、性格診断を行った後、トレッドミルを通常のスピードで歩く姿をモーションキャプチャーで記録した。

攻撃性が高い人は上半身と下半身の協調性に不自然さ

その結果、上半身と下半身の動きの不自然さと攻撃性の間に関連性があることが認められた。また、男性の場合には、歩くスピードと攻撃性にも若干の関連性が見つかった(女性では関連性は認められず)。また、性格の五大特徴の中では、開放性と歩き方の間で関連性が見つかっている。

性格や攻撃性は動作に現れることも多く、歩き方以外にも座り方や握手の仕方などとの関連性も見つかる可能性があると、ポーツマス大学の研究チームは語っている(※1)。

すでに実用化されている、動きによる不審者の監視装置

こうした人の「動き」によるリスク評価は、実はすでに実用化されている。ロシア政府の研究機関を母体とするエルシスが開発したのがDEFENDER-Xという監視装置。ソチオリンピックでは、入場ゲートや各競技施設に設置され、1日10人前後を不審者として検知。実際その9割が酒などの禁止物の持ち込みや、チケットの不正などを働いていた不審者であったというから驚きの性能である。

この DEFENDER-Xは、毎秒30枚の写真を撮影し、画像1枚ごとに撮影対象者の顔の皮膚や眼球、口元、まぶたなどがどれだけ動いたのかを検出する。それぞれの振れ幅や振れる周期を基に、その対象の人の精神状態を分析して不審者かどうか判断するものである(※2)。歩き方と違い、機械での分析が必要であるが、今後のセキュリティー対策としては有効な手段である。

危険な人物かどうか見極めるすべは身につけておきたい

東京オリンピックなども控えており、今後もテロや犯罪対策のために、防犯カメラなどのセキュリティー対策は進むだろう。それでも、路上で突然襲われてしまってはどうしようもない。嫌な世の中ではあるが、危険な人物かどうか見極めるすべを一人一人が身に付けておいた方がいいのかもしれない。「歩き方」もその一つになる可能性がある。

参考・引用

  • ※1:Walking style may indicate aggressive personality http://www.medicalnewstoday.com/articles/312941.php
  • ※2:進化する監視カメラ、犯罪者の“オーラ”を検知 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/060300032/?rt=nocnt

WRITER

Daisuke Goto

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